犬の腹巻きを手作りで。裁縫が苦手な私でもできたダイソー活用の寒さ対策

犬の腹巻きを手作りするための素材と道具

寒い季節になると、けんしのお腹を触ったときに少し冷たく感じることがあります。
特に夜中、布団をはぐことが多い老犬は、お腹を冷やしやすいのだそうです。


けんしは膵炎を繰り返し、原因不明の腹痛で入院したこともあります。
家族で調べたところ、「小型犬は地面に近く、お腹を冷やしやすい」と知り
腹巻きを取り入れることにしました。

老犬の夜の介護がつらいときに。眠れない夜を少しでも穏やかに過ごす工夫はこちらから。

犬に腹巻きをさせる理由

犬の腹巻きは、単なるファッションではなく、冷え対策の一つです。
小型犬や老犬は体温を保つ力が弱く
特にお腹まわりの冷えが、体調に影響することがあります。


獣医さんからも「冬の夜は冷えに気をつけて」と言われていたこともあり
けんしの場合、腹巻きはまさに必要なサポートになりました。

お腹を温めることで、夜間の眠りが深くなり、朝の動きも安定します。
そして何より、布団をはぐたびに「冷えていないかな」と心配することが減りました。

裁縫が苦手でもできた、犬の腹巻きの工夫

私はもともと、裁縫が得意ではありません。
だからこそ、「難しいことをせず、身近なものでできる腹巻き」を探しました。

最初は、赤ちゃん・幼児用の腹巻きを使いました。
柔らかくて伸びがよく、けんしの体にも意外とぴったり。
着脱が簡単で、嫌がることもありませんでした。

次に試したのが、ダイソーで見つけた人間用のマフラー
首に巻くだけのシンプルなタイプを選び
両端にマジックテープを縫い付けて腹巻きに。
これが驚くほどフィットして、冬の夜でも冷え知らずでした。

その後、「やっぱり自分の手で作ってみたい」と思い
同じくダイソーで毛糸を買って、YouTubeを見ながら編んでみました。
時間はかかったけれど、けんしがその腹巻きをつけて穏やかに眠る姿を見ると
針目の不揃いさなんてどうでもよくなります。

春から夏の夜用に。シルク素材の腹巻きへ

冬が終わっても、夜の冷えは続きます。
春から夏にかけては、私が使っていたシルクの腹巻き
けんし用にサイズ調整して再利用しました。
おばが着物の端切れを分けてくれたので
それを重ねて、手縫いで仕上げた夏用腹巻きも作りました。

シルクは通気性がよく、熱をこもらせずにお腹を包んでくれます。
夜風が少し冷たい季節には、この軽い腹巻きがちょうどいい。
柔らかな布の感触が、けんしにとっても心地よさそうでした。

不器用でも続けられた、手作りのやさしさ

手作りといっても、完璧な裁縫ではありません。
むしろ「不器用だからこそ、できる範囲で続ける」ことを大切にしました。
夜中にけんしが動いても、腹巻きがずれていないだけでほっとする。
その小さな安心が、介護をしている私の心を支えてくれます。

毛糸の腹巻きも、シルクの腹巻きも、それぞれ季節ごとに役割があります。
どれも手作りの温もりがあって、けんしの体と私の心をやさしく包んでくれました。

まとめ

腹巻きをつけて穏やかに眠る老犬

犬の腹巻きは、手間がかかるものではありません。
100円ショップの素材でも、手縫いでも十分に機能します。
裁縫が苦手な私でもできた手作り腹巻きは、けんしにとって夜の安心になりました。

犬の腹巻きは、冷えを防ぐだけでなく、飼い主の心も温めてくれるものです。
「難しく考えず、できることからやってみよう」それがいちばんの愛情かもしれません。