老犬が喜ぶもの 食べ物と過ごし方|変わっていく毎日の中で、喜びを見つけ直す
朝、目を覚ましたとき
昨日と同じようで、少しだけ違う老犬の様子に、胸がザワザワとすることがあります。
老犬が喜ぶものって、何だろう。
食べ物? 過ごし方?
それとも、ただ一緒にいる時間なのか。
変化に気づくたび、不安になったり、正解を探して疲れてしまったり。
優しい人ほど、頑張りすぎてしまうのかもしれません。
今日は、けんしとの毎日の中で見つけた、小さな喜びのお話です。
老犬が喜ぶものや食べ物について、暮らしの実感とともに綴ります。
Before 戸惑いの中にいた頃
数年前まで、けんしはおもちゃで遊び、いたずらをして、部屋を走り回っていました。
それがいつの間にか、静かに眠る時間が増えました。
散歩は短くなり、動きはゆっくり。
家族が帰ってくると起きるけれど、少しふらふらしている様子もあります。

楽しみが減ってしまったのではないか。
老犬が喜ぶものを、私が見落としているのではないか。
そんな思いが、心の奥にありました。
Turning point 気づいた小さな変化
ある朝起きると、けんしは玄関前でおすわりをしました。
行きたい、というより、行くのが当たり前の顔。
外で排便と排尿を済ませ、少し歩いて、静かに帰宅。
朝ご飯とお薬を用意すると、目がきらっとします。食べることだけは、変わらず大喜び。
その姿を見たとき、気づきました。
喜びは減ったのではなく、形が変わっただけなのだと。
After 1ミリの前進

今のけんしの一日は、とてもシンプルです。
朝、散歩に出て、朝ご飯とお薬。
昼過ぎまで眠り、起きたらブラッシング。
抱っこされて、私の体温を感じる時間。
また眠って、夕食とお薬。
大晦日は、おそばを少し。
元旦は、お雑煮の汁を少しだけ。
お正月中は缶詰ご飯が中心で、がつがつと食べてくれました。
老犬が喜ぶものは、特別な遊びではなく
安心して食べられる食べ物と、変わらない流れなのだと思うようになりました。
今日から試せる小さな工夫
老犬が喜ぶものや食べ物は、難しく考えなくても大丈夫でした。
食欲があるなら、食べやすさを少し工夫する。
いつものフードに缶詰を少し混ぜる。
香りが立つよう、ほんのり温める。
量よりも、食べる時間を穏やかにする。
急かさず、見守る。
散歩は距離より、外の空気を吸うこと。
歩けなくなったら、抱っこでもいい。
老犬が喜ぶものは、体調と心に無理のない形で十分でした。
あなたへ
変わっていく毎日は、少し寂しく感じることもあります。
でも、その中には、今しかない喜びも隠れています。
食べてくれること。
起きて、目が合うこと。
抱っこすると、安心したように力を抜くこと。
同じように悩みながら、同じ道を歩いている人がいます。
ひとりではありません。
まとめ

老犬が喜ぶものや食べ物は、派手なものではありません。
焦らなくていい。
小さな一歩で十分です。
今日も一日、同じようで違う一日を一緒に過ごせたこと。
こうして穏やかな時間をともに過ごせること。
それ自体が、ちゃんと喜びです。

